2007年3月9日金曜日

競争原理とグランプリモード

テレビゲーム、僕は結構好きなのです。最近は、あんまり時間がなくてやりませんが。

大学生の頃にみんなでよく遊んで、今でも名作だと思うのが「マリオカート」です。スーパーマリオのキャラクターがちっこいカートに乗ってレースするやつ。アイテムを使って無敵になったり加速したり道路にバナナの皮おいたりするんです。

みんなあんまりやらないんだけど、そのマリオカートに「タイムアタックモード」ってのがあるんです。ひたすら一人でコースを回り続けるんです。ぐるぐるぐるぐる。ハムスターみたいに。で、コンマ何秒の世界で記録を競うわけです。有る意味、自分との戦いです。ちょっとでもブレーキのタイミング間違えると、如実にタイムに現れます。でも、そういう時は自分を責めるしかないわけです。つらいです。

で、僕の結論としては、やっぱ、マリオカートは友達とグランプリモードで遊ぶのが楽しいです。なんとなく好きな仲間たちと、わいわいやりながら。勝ったり負けたりして、だんだんうまくなって、みんなコースレコードが良くなっていく。大学の頃の夏休みは、徹夜でそんなことばっかりやってました。

だから、僕は今でもグランプリモードが好きです。マリオカートだけじゃなくて、仕事でも、研究でも。周りに競争相手のいない所で、一人でこつこつ仕事して、一人で着実に進む。僕は、そういうのって、すごいと思います。自分との戦いです。ある意味修行です。でも、みんながみんなそうやって淡々と仕事を進めていけるほどタフではないのです。やっぱ、仕事もグランプリモードが楽しいです。

自分がほんとにすごいと思う相手と競争して、勝ったり負けたりしながら仕事を進めていくのは、やっぱり楽しいです。そして、そうやって競争してると、みんなだんだん前に進んでいくのです。なにより、楽しいグランプリを探していると、面白い競争相手に出会えます。面白い人間が周りにいない人生なんて、想像しただけで退屈でしょげてしまいそうです。

今、僕のやっている仕事には、世界中にすごい競争相手がいます。なかなか勝てないけど、でも、グランプリモードを一緒に遊んでいるだけで、十分楽しいです。尊敬する相手との競争は、勝っても負けても気持ちいいです。でも、やっぱり、勝ちたいとも思います。そして、負けるとやっぱ、腹が立ちます。

僕がマリオカートから学んだこと。「勝ったら全身で喜ぶこと。負けたら思いっきり口惜しがること」これが、グランプリモードを楽しむコツです。

Joschi

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