2007年6月4日月曜日

シロとフライパン

最近、ちょっとノイローゼ気味です。なにノイローゼかというと、猫ノイローゼ。

このブログでもちょくちょく話題にしましたが、現在、我が家には一匹の飼い猫がいます。で、最近、それとは別に2匹の白ネコが(勝手に)出入りしているのです。僕の留守中に。
我が家に。まあ、人間の留守中に猫が出入りできるような出入り口のある我が家も我が家なのですが…

この白ネコ(×2)、ちゃんと名前があります。一匹はシロ、もう一匹はフライパンです。シロの方は読んで字の如く、白猫だからシロです。もう一匹の「フライパン」という名前にも、ちゃんと由来があります。こいつ、毎回僕とはち合わせると、なぜかガスコンロの上のフライパンをひっくり返して台所の窓から逃げるんですね。で、フライパンと名付けられました。(ちなみに、こいつ「フライパン」と呼ばれる前は「ブサイク(仮)」と呼ばれていました。)

この2匹の白猫、同じ白猫でもだいぶ性格が違います。シロ(左の写真)は、まあ、紳士なんですね。我が家の唯一な正式な飼い猫(きちぢ)がご飯を食べていても、横から奪うようなことはしません。ちゃんと離れたところで待っていて、きちぢが残すと、その残り物を遠慮がちに食べています。たまにきちぢの不興を買って猫パンチを食らったりもしますが、その時も逆襲したりはせずに、おとなしく一人反省しています。また、普段の態度も堂々としたもので、僕が家にいる時でも、ひょこひょこと上がりこんできて、僕が本を読んでいる横とかで「ごろん!」と腹を見せて横になったりします。ちなみに、このとき、腹をこすってやると非常に喜びます。

で、問題はフライパン(右の写真)のほうなのです。こいつ、態度わるいんですよ。愛想もないし。顔も怖いです。まあ、僕とはちあわせるごとにフライパンをひっくり返して逃げるって時点で印象悪いわけですが、それ以上に、こいつ、まめにマーキングをするのですよ。我が家に。ぴっぴっと。逃げる直前とかに。

これ、目の前でやられると、かなりへこみます。疲れて帰ってきて、猫のおしっこの掃除です。でも、まだ、目の前でやられるのはいい方なのです。だって、そこを掃除すればいいわけですから。問題は、このフライパン、よく僕の知らないあいだにマーキングするということです。我が家に。これ、きついですよ。

一日の仕事が終わって、へとへとへとへと と家に帰ってきて、がちゃっと我が家のドアを開けると、臭いのです。苦いというかなんというか、猫独特の臭さがただよってくるのです。「やられた!」という気分です。家にいたはずのきちぢに「どこにしてった!?」と聞いてみても、きちぢも迷惑そうな顔をして不機嫌になっているだけで、マーキングの位置を教えてくれるわけではありません。しょうがないから自分で探すわけです。帰宅早々。鞄を背負ったまま。ふん!ふん!と鼻を鳴らせながら。家じゅうを嗅いで回るわけです。32歳独身(人間)が。客観的になると、へこみます。で、マーキングの位置を見つけると、さっそく掃除です。帰宅早々。32歳独身(人間)が。

これ、まあ、なんとか2、3回は我慢できます。でも、何度も何度もやられていると、なんだか、精神的に追い込まれてくるのです。普通に家でごろごろしていても、ふといつもと違う匂いが鼻につく(気がする)と「やられた!!」と思います。たとえ実際にはやられていなくても。なんでもかんでもマーキングの臭いのような気がしてくるのです。しまいには家の外だろうがなんだろうが、変なにおいがすると「マーキングされた!」と反応するようになります。職場ですら「あれ!ここ、猫くさい!マーキングされた!」とか反射的に考えてしまうしますです。ちょっとしたノイローゼです。

まあ、ここまで来ると、ちゃんと猫を追い出して根本解決しないと、その後の僕の社会生活にかかわります。ただでさえ社会不適合に片足半つっこんでいるのに、その上猫ノイローゼになった日には…。初対面の人と名刺を交換した直後に「あれ、□□さん、猫くさくないですか?」とか言いだしてしまいそうです。

でも、まあ、その根本解決、白猫に名前付けて楽しい気分になっている時点で、たぶん、できないんだろうなあ、と思うわけですが。

Joschi

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